株式会社MIMAの人気の理由vol.3

~黄色い情熱に燃える社長~美馬さんと話してみた。

《株式会社MIMAのyoutubeチャンネルより、会社紹介》

業界トップ訪問。 思いついたら即行動。 美馬社長の昔からのスタンス。 考えるよりも先に動く。 いや、この表現は生ぬるいかもしれません。

「感動した瞬間、気付いていれば動いていた」

と言った方が正しい。 司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読み終えた瞬間、身体中に電気が走った。 そして、気付けば高知県にいた。 美馬さんにはそんな逸話もあります。 涙を流しながら朝日を見つめ、ポツリ一言。 「日本の夜明けは近いぜよ」 とにかく感動したならば、動かずにはいられない。 本を読んで心を突き動かされたならば、著者に会いに行く。 全国何処に居ようと、必ず会いに行く。 美馬さんは言います。 「情報っていうのは活字になった時点で既に古いんです。 最も新しい情報(最新のアップデートされているもの)が手に入るのは直接会って話すことなんです。 知識としての情報だけでなく、空気感を含めて、その人の思考や哲学を知ることができる」 今回で【株式会社MIMAの人気の理由】シリーズは最後になります。 最終話は美馬功之介社長の業界トップ訪問について。 ラストの記事は僕の言葉で美馬さんの物語をストーリーテーリングしてみたいと思います。 若干、僕の想いが溢れ過ぎた表現があるかもしれません。 悪しからず。 それでは最終回、行って参りましょう!

 

それはまだ美馬商店が社員5名ほどだった時代。 ある日、美馬さんはソフトバンクの孫正義氏が高校生時代に、日本マクドナルド創業者の藤田田氏に会いに行ったという逸話と出逢い、感銘を受けます。 久留米にいた無名の若者(孫正義)が、藤田田氏の著書を読んで会いたいと思った。 その一心から直接東京まで会いに行った。 そこで孫正義氏は藤田田氏に質問します。

「今から商売するのならば何が良いか?」

その時、藤田田氏は「コンピューターだ」と答えたそうな。 そのストーリーを知った美馬さんは専務の稲葉さんと二人で業界トップ訪問というテーマを掲げます。 「業界トップ訪問」とは読んで字のごとく「その業界のトップに会いに行く」という趣旨のもの。

よし、自分たちの業界のトップに会いに行こう。 建築・不動産業界で超一流の人物といって一番に思い浮かんだのが樋口武男氏。 言わずと知れたダイワハウスの代表取締役会長兼CEO。 文句なしに業界No.1の人物です。 思い立ったが吉日。 すぐに行動を起こすのが美馬功之介という男。 美馬さんは樋口会長に手紙を出しました。 もちろん直筆で、想いの丈を込めた言葉を書き連ね。 もはやそれはラブレター。 長文の内容は要約すれば「あなたに会いたい」like a 松田聖子のアティチュード。 意気揚々と手紙を投函しましたが、先方からは音沙汰無し。 「これはおかしい」と美馬さんは樋口会長へ再度、計3度の手紙を送ります。 しかし、待てど暮らせど返事はありません。 それもそのはず、超トップクラス上場企業の会長です。 美馬さんの送った手紙は、「やぎさんの郵便」よろしく、黒ヤギさんに読まずに食べられたのと同じ。 いやはや、会長の元まで届いていない確率の方が大きいのです。 「端から見たらストーカーですよwww」 当時のことを振り返り、豪快に笑いながら美馬さんは話しました。 押してダメなら、もっと押せ。 美馬さんの辞書には「退く」の文字はありません。 返事が来ないものだから、代表のメールアドレスへ直接メールを送りました。 「樋口会長、手紙読んで頂けましたでしょうか?」 当然返事はなく。 美馬さんの辞書は欠陥品で「退く」以外にも、「諦める」という文字もまたありません。 諦めはしないけれど、どうすればいいのか分からない。 どうやったら会えるのだろう。 ああでもない、こうでもない、と様々なアプローチを試しました。 ある日、当時グループ会社で共に働いていた同期の女性と久しぶりに再会しました。 彼女は美馬さんが西宮のマンション販売チームとして動き回っていた時にしばしば手伝いに来ていた方です。 再会を祝し、お互いの近況報告や仕事のことを話し合いました。 同期ということもあり、彼女との対話は非常に刺激的なものでした。 人生はオモシロイ。 世の中何が起こるか分かりません。 魔法がかかったように、それは突然訪れます。 ある日、会社の電話が鳴りました。 母が受話器をとり、しばらく受け答えしていると、 「功之介~、樋口さんから電話よ~!」 「え?俺に?どの樋口さん?」 何て言いながら受話器を受け取る美馬さん。 相手はまさか。

そう、そのまさか!

美馬さんも一兆円企業の会長から美馬商店に電話がかかるとは思いもしません。 「はい、お電話代わりました」 と美馬さんが電話口に声をかけた瞬間、樋口会長の第一声。

「おう、お前、なんや!?」

一息でその言葉に飲まれたと言います。 まさか、まさかの樋口会長直々からの電話。 慌てる心をなだめながら説明します。 自分は美馬功之介であるということ。 建築・不動産業界に従事しているということ。 八尾という町で日々奮闘していること。 そして、手紙を3度お送りしたこと。 その瞬間、 「あれはお前か!」 なんと樋口会長、美馬さんの送った手紙をちゃんと読んでくれていたようなのです。 感激しながらも、一生懸命美馬さんは話しました。 「僕たちの業界のトップは樋口さんです! 尊敬しています! 5分だけで良いので、話聞いて下さい!」 まさかが起こると、その「まさか」は雪崩のように続きます。 まさかまさかの樋口会長からの返答。 「分かった。明日の〇〇時、本社に来い」 どっひゃーん!!! 奇想天外、びっくり仰天。 美馬さん、入っていた予定も何も考えず、 「はい、お伺いさせて頂きます!」 千載一遇のチャンス。 詰まっていた予定はどうにかなる。 とりあえず何より優先すべきことは、業界のトップである樋口武男会長と会うこと! 次の日、美馬さんは専務の稲葉さんを連れて大阪市内にあるダイワハウスの本社へと軽トラを走らせました。

「おい、こんな機会、二度とないかもしれんぞ。 よく見とけよ」

美馬さんがそう言うと、稲葉さんは黙って頷きました。 カチンコチン、喉はカラカラ。 そりゃあ緊張するってなもんじゃありません。 今から雲の上の人に会いに行くのです。 本社へ到着し、受付で名前を言うと、なんと会長室へ通されました。 一零細企業の人間を会長室に入れてくれるという樋口会長の懐の深さに感動しながら、美馬さんは一冊の本を抱えて歩きます。 それは樋口会長の著書。 今までに擦り切れるほど読んだ大切な一冊です。 多忙な樋口会長が相手です。 5分しか話せない中で、くだらない質問などできません。 赤ペンでラインを引いたり、ポストイットで付箋を貼ったりした、愛着のあるその本の中から何を聞こうか? 美馬さんは昨夜も寝ずに考えました。 さて、遂にやってきました。 目の前には会長室が。 扉をノックし、中へ入ります。 「失礼致します! 美馬商店の美馬功之介です!」 緊張を振りほどくように溌溂とした挨拶を。 そしてその姿を見た会長の第一声。 「お前が美馬か!」 感激の瞬間でした。 さぁ、タイムリミットは5分です。 何から聞こう。 昨夜何度もシミュレーションした質問内容。 バクバク鳴る胸を抑えながら、話そうとすると、会長が美馬さんの抱えている本に気付きました。 「おっ!お前それ」 そう言って美馬さんの手から奪い取り、パラパラめくります。 そしてフッと微笑み、 「読んどるなぁ、お前」 樋口会長、美馬さんが読み込んだ赤線と付箋だらけの本を見て嬉しかったのでしょう。 なんと5分の約束のはずが、90分も時間を割いて話してくれたそうです。 感激の美馬さんと稲葉さん。 樋口会長の器の大きさ、そして懐の深さに感動しっぱなしだったようです。 こうして、業界トップ訪問は実現したのです。 美馬さんにとって、大きな大きな一歩でした。 その時、樋口会長からかけて頂いた言葉。 「いいか、お前たちは地域から出るな。 ここまで成長したダイワハウスには大きい仕事はできても、細かいことはできない。 まずは本当に困っている自分の地域のお客さんを喜ばせることに集中しろ」 美馬さんは樋口会長のそのアドバイスを今尚、守り続けていると言います。 業界トップ訪問から後日、美馬さんの携帯が鳴りました。 相手は以前、再会した同期の女性。 「樋口会長に会えた?」 な、なぜそれを! 「会えるようにプッシュしといたわよ。 私のおかげよ。 今度ケーキごちそうしてね♪」 話の顛末はこうでした。 その女性は、偶然にも樋口会長の秘書と同期だったのです。 その方と秘書の方がお話をしている時に美馬さんの名前が出たらしく。 微かに「美馬」という名前を記憶していた秘書の方は(何度も手紙が届いていましたから)、会長へ手紙が渡っているか問い合わせてみたようです。 この地点で手紙は秘書室に保管されたまま、会長の手には渡っていなかったようです。 それらの偶然が重なり、会長の手に美馬さんの直筆の手紙が届きました。 その話を聞いた美馬さんは驚きで言葉が出なかったのだとか。 普段からやりたいことや掲げている目標を口に出していた美馬さんだからこそ訪れた縁。 目標達成のために動き続けていたことは決して無駄じゃなかった。 神様はちゃんと見てくれています。 そんな神様が美馬さんにチャンスを与えてくれましたのかもしれません。 もちろん美馬さんがその電話の女性にケーキをごちそうしたのは言うまでもありませんwww その日から今でも樋口会長とのお付き合いは続いているのだとか。 この話を聞きながら僕は感動で目頭が熱くなりました。 美馬さんの話は偶然の連続。 テーマパークのアトラクションのようにスリル満点、エンターテイメントでありドラマティック。 出会いというのは突然訪れます。 しかし、草木が土から突然顔を出すように見えても、実は土の中では根が伸びて芽を出す準備をしているのと同じように。 出会いにも準備がある。 樋口会長と出会えたことも、決して「突然」ではなく、ましてや「偶然」などではない。 僕はそう思います。 美馬さんの人間性があったから、再会した同期の女性は美馬さんと話をした。 その方はグループ会社時代の美馬さんを知っている。 仕事に直向きな美馬さんを、熱く優しい美馬さんを知っている。 だからこそ、応援したくなった。 そうなのではないでしょうか? もしグループ会社時代の美馬さんが嫌な奴だったら、再会した時も挨拶程度に留まっていたのではないでしょうか。 その女性が樋口会長の秘書の前で「美馬」という名前を出すこともなかったのではないでしょうか。 (出ていたとしても悪口だったのではないでしょうかww) だとすれば秘書の方が樋口会長に手紙を届けることはなかったでしょう。 美馬さんがグループ会社に在籍し、誠実に働いていた時には既に、樋口会長と出会う準備が始まっていたのかもしれません。 もっと言うと、出会うことは決まっていたのかもしれません。 素直であれ、誠実であれ、そして明るくあれ。 美馬さんと話していると、そんな言葉を感じます。 樋口会長とのお話はまだ続くのですが、それはまた別の機会に。 こちらの音源から続きのストーリーを聴いて頂けます。

僕の見た美馬功之介社長 感動と衝動を何よりも大切にする人なんだと思います。 誰よりも感動するから、人を感動させることができる。 その行動力は美馬さんへ降りかかった初期衝動によるもの。 一番最初に訪れた衝動から、美馬功之介という男は走り続けています。

壁にぶつかる度に、自分を大きくさせて、乗り越えていく。

人間を大きくして、走り始めるのではなく。 走りながら人間を大きくしていく。 そんな人。 そんな、不思議な人。 そして今も変わらずに走っている。 黄色い情熱はメラメラと、焔を上げながら今日も八尾の街を明るく照らしています。